太陽光発電設備用パワコン接続端子部の焼損

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不具合発生の電気工作物

太陽光発電設備

機器電圧

AC 400V

被害の内容

発電支障による電力損失

不具合の状況

点検時、太陽光発電設備のパワーコンディショナー(パワコン)負荷側の3 相電流値がアンバランス(R相の電流値が過少)になっており、パワコンから異音も発生していた。
設備を全停止してメーカーにより調査した結果、パワコン負荷側のR 相接続部端子が過熱し、ケーブルが焼損および断線していた。(写真、図 参照)
過熱・焼損の原因については現在メーカーにて調査中であるが、同日、接続端子取替およびケーブル張替を実施し復旧した。

パワコン負荷側ケーブルが焼損し断線 図 パワコン負荷側ケーブル焼損、断線個所(2 本で1 相分)

パワコン負荷側ケーブル焼損、断線個所

不具合の原因

  1. 接続端子の締付不良による過熱。
  2. ケーブルの容量不足による過熱・焼損。

事故の防止対策及び教訓

  1. 施工後は接続端子の締付を確認する。
  2. 太陽光発電設備の容量に見合ったケーブルを布設する。
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