電気自動車用充電設備に係る電気設備の設計・施工ガイド
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注 1 件を 定 めた も の。 実 際の 充電 器の 入 力力 率 とは 異 なる 。 電気自動車充電用 コンセント 電気自動車充電用 差込プラグ 電気自動車充電用 差込プラグ ふた ロック片 15、20、3015、20、30負荷開閉は、定格電流、定格電圧にて行う。開閉頻度は7.5回/分。負荷開閉は、定格電流、定格電圧にて行う。開閉頻度は7.5回/分。ふたにロック構造を設けた場合 ふたにロック構造を設けた場合 定格電流定格電流AA0.6±0.050.6±0.05- 83 - 電気自動車の使用形態を考慮すると,従来のコンセントに対し開閉性能を向上させる必要があるため,JIS で要求される性能に余裕を持った表 1 に示す開閉性能とする。 表 1 の条件で試験を行ったとき,極間短絡その他使用上有害な故障が生じてはならない。 試験は負荷開閉後に,同じサンプルで引き続き無負荷開閉を行う。 試験後,電気自動車充電用コンセントは JIS C 8303 に定める保持力,温度上昇,接触抵抗,絶縁抵抗,耐電圧の性能を満足すること。 開閉は,通常使用状態で行う。開閉式のふたがある場合は,ふたの開閉も行うものとする。 (2) ロック機構の保持強度 電気自動車の充電では,コントロール機能(CPLT)を持ったケーブルを使用して充電を行うモード 2 での充電が多いと想定されるため,このコントロール機能の部分の重量が加わってもプラグを保持できる必要がある。これを電気的接続部で行うには無理があるため,機械的及び形状的な方策により実現する。具体的な例を図 1 に示す。 注1 )こ の値 は ,遅 れ 力 率 0.6 の誘 導 負荷 で 開閉 試 験を 行う こと に より 開 閉ス パ ーク 等の 生ず る 試験 条力率力率cosφcosφ開閉回数開閉回数負荷負荷無負荷無負荷5,0005,0005,0005,000ロック部詳細 ロック部詳細 表 1 開閉試験条件 図 1 ふた方式によるロック機構の例 1. コンセントの性能要求 (1) 開閉性能

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