電気自動車用充電設備に係る電気設備の設計・施工ガイド
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- 42 - 電 気 自 動 車 図 3.3.5 避雷機能付住宅用分電盤の施設例 (3) 雷保護用接地 避雷器やSPDは,建物に統合接地を施し,これに接続する。これにより難く接地極が複数となる場合は,接地間にもSPDを設置する。(推奨) 解 説 避雷器や SPD は,建物に統合接地を施し,これに接続する。また,構造体(鉄骨・鉄筋)には等電位ボンディングを施し,異常電圧の発生を抑制する。これにより難く接地極が複数となる場合は,接地間にも SPD を設置し,異常電圧発生時の等電位化を図る。 住宅用分電盤において,配電線及び電気自動車用の充電用回路からの雷サージ侵入対策を施す場合は,SPD と集中接地端子を備えた避雷機能付住宅用分電盤を用いると有効である。この際,機器の接地線は集中接地端子に接続すること。図 3.3.5 に施設例を示す。

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