[備考 1] 本表は,銅線使用の場合について示してある。 [備考 2] 本表の各公式は,回路の外側線又は各相電線の平衡した場合に対するものである。 表 3.2.7 配線方式による係数 備考 K1 配線方式 単相 2 線式 単相 3 線式 三相 3 線式 √3 三相 4 線式 配線方式 単相 2 線式 e = 三相 3 線式 e = 単相 3 線式 三相 4 線式 e = 2 1 1 電圧降下 35.6×L×I 1,000×A 30.8×L×I 1,000×A 17.8×L×I 1,000×A - 28 - 線間 大地間 線間 大地間 対象電圧降下 線間 線間 対地間 比較的電線こう長が短く電線が細い場合など,導体抵抗の増加やリアクタンス分を無視できる場合は,次式により計算してもよい(表 3.2.8 参照) 。 表 3.2.8 配線方式による電圧降下式(内線規程資料 1-3-2 3.(2)) e : 電圧降下(V) I : 負荷電流(A) L : 電線のこう長(km) A : 使用電線の断面積(mm2) 中性線を接続する充電器であって,幹線の各相負荷が平衡と看做せない場合には,幹線の中性線に流れる不平衡分の電圧降下を加味すること。 一般送配電事業者から低圧で電気の供給を受けている場合,電気事業法施行規則第 44条により,引込点における電圧は,標準電圧 100V については 95V~107V,標準電圧 200Vについては 182V~222V の範囲となる。上記電圧変動を考慮すると,充電器の入力端電圧は図 3.2.3 の範囲となることが想定される。有効な充電を行うためには,充電器がこのような電圧変動範囲に対応しているか確認する必要がある。 充電器側で電圧範囲に指定があり,上記の入力端電圧では逸脱するおそれのある場合は,所要の電圧補償措置を個別に検討する必要があるので,事前に充電器メーカーと協議すること。
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