電気自動車用充電設備に係る電気設備の設計・施工ガイド
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ⅠⅡ K1  1,500※2,5001,5002,5002,5005,000供給変圧器の二次側端子又は引込線取付点から最遠端の負荷に至る間の電線の こう長(m ) 60 以下 120 以下 200 以下 200 超過 電気使用場所内に設けた変圧器から供給する場合 電圧降下(%) 幹線 3 以下 分岐 2 以下 5 以下 6 以下 7 以下 一般送配電事業者から低圧で電気の供給を受けている場合 幹線 2 以下 4 以下 5 以下 6 以下 分岐 2 以下 - 27 - 表 3.2.5 JEAC8701(1968 年版)表 電路の区分電気事業者の低圧配電線路から供給される需要者屋内電路(100V級および200V級,単相および三相電路)表 3.2.6 電圧降下 e : 電圧降下(V) : 配線方式による係数(表 3.2.7 による) : 通電電流 : 電線 1km 当たりの交流導体抵抗(Ω/km) : 電線 1km 当たりのリアクタンス(Ω/km) : 電線のこう長(km) 種類Ⅰ以外のもので高圧又は特別高圧の変圧器に結合する低圧電路により供給される低圧屋内電路(100V 級 , 200V 級 お よ び 400V級,単相及び三相電路)バンク容量100kVA以下の変圧器から供給される電路バ ン ク 容 量 100kVA 超 過300kVA以下の変圧器から供給される電路バンク容量300kVA超過の変圧器から供給される電路定格電流(A) 定格しゃ断容量(A)30以下のもの30をこえるもの30以下のもの30をこえるもの30以下のもの30をこえるもの3.(しゃ断容量の算出方法)により求めた短絡電流を安全にしゃ断できる定格しゃ断容量(3) 電圧降下 イ.低圧配線中の電圧降下は,幹線及び分岐回路において,それぞれ標準電圧の 2%以下とする。ただし,電気使用場所内の変圧器により供給される場合の幹線の電圧降下は,3%以下とすることができる。 ロ.最遠端の負荷に至る電線のこう長が 60m を超える場合は,これによらず,こう長に応じて緩和することができる。 上記の場合の電圧降下を 表 3.2.6 に示す。 (内線規程 1310-1 参照) ハ.施設する充電器は,上記電圧降下のもとで所定の機能を維持できるものであること(勧告)。これにより難い場合は,施設する充電器の許容入力電圧範囲を確認し,当該充電器の仕様に合わせて電圧補償に必要な措置を講ずる。 解 説 電圧降下の計算は,各相の負荷が平衡しているとする仮定が成立する場合には,次式により行う(内線規程資料 1-3-2 3.(1)及び (2)参照)。 電圧降下 e = K1×I×(Rcosθ r+Xsinθ r)×L ここに I R X cosθ r : 負荷端力率 L

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