電気自動車用充電設備に係る電気設備の設計・施工ガイド
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- 20 - 本項では,充電器に係る回路構成,幹線計画,分岐計画について規定する。 解 説 電気自動車の充電に用いる電気設備は,使用の態様や要求される仕様などに 従来と異なる事項もあるため,それらを考慮した配線計画を行う必要がある。 3.2.1 回路構成 (1) 受電方式 原則として,建築電気設備容量が 50kW 未満の場合は低圧受電,50kW 以上となる場合は高圧受電,2000kW 以上となる場合は特別高圧受電となり,受電方式に応じて必要な設備を施設する。 解 説 (1) 高圧受電及び特別高圧受電 受変電設備以降は幹線回路・分電盤・分岐回路を経由し,充電器へ至る。急速充電器及び普通充電器については負荷容量が大きいため,受変電設備から直接の供給となることが想定されるが,電気設備技術基準上において, これは分岐回路として扱われる。 図 3.2.1 に高圧受電の回路構成の例を示す。 図 3.2.1 自家用電気工作物の回路構成例(単線結線図) 3.2 配線計画

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