- 4 - ⑨需要率 ある電力系統に接続された負荷設備容量の総和に対する負荷の最大需要電力の比の百分率をいう。(電気設備用語辞典) 需要率=(最大需要電力(kW)÷負荷設備容量 (kW))×100% ⑩稼働率 一定の期間内における設備の実稼動時間の最大稼動時間に対する比をいう。(電気設備用語辞典) ⑪最大需要電力 需要家が使用した電力の 30 分間平均の最大値をいう。一般送配電事業者が取り付けた最大需要電力計で計測する。契約電力の確認又は更新に用いる。(電気設備用語辞典) ⑫保護協調 電路に過負荷・短絡,地絡又は過電圧が生じたとき,故障回路の保護装置だけが動作して,他の健全な回路では給電を継続し,保護装置自身及び配線や機器が損傷しないように動作特性を調整することをいう。過負荷・短絡については過電流保護協調,地絡については地絡保護協調,過電圧については絶縁協調と呼ぶ。(電気設備用語辞典) ⑬統合接地 保安用接地(A 種,B 種,C 種,D 種など),機能用接地,雷保護用接地など,目的の異なる接地を別々に設置するのではなく,これら目的の異なる接地を共用接地としてとらえた接地システムをいう。 ⑭等電位ボンディング 等電位にするため導電性部分間を電気的に接続する手段をいう。(電気設備用語辞典) ⑮幹線 引込口から分岐過電流遮断器に至る配線のうち,分岐回路の分岐点から電源側の部分をいう。高圧受電などの場合は,低圧の主配電盤からとする。(内線規程 1100-1「用語」) ⑯分岐回路 幹線から分岐し,分岐過電流遮断器を経て電気使用機械器具又はコンセントに至る間の電気回路をいう。(内線規程 1100-1「用語」) ⑰許容電流 導体の定常状態における温度が指定する値を超えない条件で,電線に連続的に通電できる最大の電流をいう。(内線規程 1100-1「用語」) ⑱基底温度 絶縁電線やケーブルの許容電流を決める時の周囲温度をいう。(電気設備用語辞典) ⑲定格遮断容量 過電流遮断器がある定められた条件において遮断することができる遮断容量の限度をいう。(内線規程 1100-1「用語」) ⑳電流制限器 小売電気事業者と使用電力を契約するためのもので,一般送配電事業者が設置し契約電流を超えると遮断する装置をいう。 ㉑契約用開閉器 電流制限器を設けない従量電灯契約に際して,一般送配電事業者との区分開閉器として使用されるものをいう。 ㉒区分開閉器 一般送配電事業者と高圧需要家との保安上の責任分界点に設ける開閉器をいう。架空引込では PAS(Pole Mounted Air Switch),地中引込では UGS(Underground Gas Switch)が使用される。(電気設備用語辞典)
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